2021年7月10日に『成功する子はやりたいことを見つけている 子どもの探究力の育て方』の出版を記念して、青春出版社の担当編集者である手島智子さん・宮島菜都美さんと、『人生がときめく片付けの魔法』の編集を手がけたタカトモこと高橋朋宏さん、そして中曽根陽子でトークイベントを行いました。
出版秘話ということで、出版に至るまでの経緯や編集者のお2人と中曽根とのやりとり、編集者としての思いなど、タカトモさんが進行をしてくださり、私たちスタッフも知らなかったいろいろな裏話が聞けて楽しかったです。
キーワードは探究
企画が始まったのが約2年前。どんな本にするか、どんなタイトルにするか決まるまでに時間がかかったという今回の本。
実は「探究」というキーワードは最初から企画案に入っていたものの、その頃はまだ言葉が浸透していなかったのか、「見過ごしていた」と手島さん。しかし、1年後、学習指導要領の変更で探究が注目されてきたこともあり、「探究」をキーワードにしようと決まったのだとか。なんでもタイミングというのがありますね。
この本で伝えたいこと
中曽根がこの本で一番伝えたいことは「これからは、自分の好きなこと、得意なこと、やりたいことを見つけられ、それを実現できる人は幸せになれる。そのために、家庭で探究力を育てよう」ということです。
本の中では、親のあり方として「焦らない、決めつけない、コントロールしない」をお伝えしていますが、口出しをせず子どもに任せるのはなかなか難しいですよね。
手島さんは今「焦っているし、決めつけているし、コントロールしている」気がしているそうで、このメッセージを噛みしめているとおっしゃっていました!
親の仕事はネタ出し
そうは言っても放任がいいという訳でもないようです。本でも「親の仕事はネタ出し」と書いていますし、子どもが見えない世界を見せてあげることも大事です。しかし、出したネタを選ぶかどうかは子どもが決めること。親の思いだけでコントロールしないということのようです。
タカトモさんも「親の仕事はネタ出し」っていい言葉ですねとおっしゃってくれました!
中曽根が意図する成功とは?
『成功する子はやりたいことを見つけている』というタイトルは編集者のお二人の間でもいろいろ話し合いを重ねて悩んだそうです。
成功という言葉はいい学校に入れることや大企業で働くことをイメージする人もいるかもしれませんが、インパクトのある言葉を入れて成功という言葉の意味を考えて欲しいという宮島さんの意向があり、このタイトルに決まったのだとか。
中曽根は最初にこのタイトルを見てショックを受けたそうですが、「本当の成功とは、自分で考え、選んで、生きていけること」という言葉を帯に入れていただき決着。今ではとても気に入っているそうです。
編集者さんからおすすめの言葉
手島さん:作っていていろいろな発見があったので、今読んでもしピンとこなくても来年腑に落ちるという要素がたくさんあるので、時間をおいて2度3度読んでいただきたいです。
宮島さん:やりたいことを見つけるための具体的な方法もたくさんあるし、子育てされている方への温かい応援が散りばめられているので、明日も子どもと楽しく向き合おうと思える本です。
この他、子どもがやりたいことを見つける方法について、また、それぞれの子育てエピソードをお話ししました。
最後に中曽根から皆様へのメッセージもありますので、ぜひアーカイブをご覧くださいね。
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