マザークエスト代表 中曽根陽子の新著『成功する子はやりたいことを見つけている』を購入してくださった皆さんと本についてお話しする機会を作りたいなと思い、2021年10月より著者の中曽根陽子も参加して読書会を開催しています。第4回は4章を対象に2022年1月20日に開催しました。
探究のタネ、見つかりましたか?
前回の最後に「冬休みに入るので、時間がある時に子どもを観察して、探究のタネを探してみてくださいね」とお伝えしましたので、皆さんに冬休みの様子をお聞きしました。
- 冬休みは予定を入れず、子どもに任せて口出しせずに子どもを見守ろうと決めていて、トランプやチェスなど好きなことを家族で楽しむ時間があり、ゲームにはまることもなく過ごせた。
- 娘が「日ごとに疑問を作ろう」ノートを作り、と毎日書くようになった。誰が言葉を作ったのか、誰が電気製品を発明したのか、などから興味が広がり伝記を読んだりしている。
- 冬休みは何もせず余白を楽しむことにしたら、兄弟喧嘩もなく、遊びを作り出したり、1000ピースのジグソーパズルを兄弟で協力して完成させたり、ととても平和だった。ゾーンに入ると自分で動き出すんだなと改めて感じた。
- 4歳の子どもが自分で本を読んでいるのを発見した。今までは親が読んでいて、自分で読むよう促したりはしていないが、急に読めるようになっていてびっくりした、親には見えなくても子どもの中では変化があって、それが急に外に現れるタイミングがあるのだなと思った。
- YouTubeを見るのを自由にして子どもが何を見ているのかを観察したら、料理、サバイバルナイフの使い方、釣り、など、それぞれの今の興味がわかった。YouTubeもずっと見ていると飽きる時があり、見た動画を参考に魚をさばいたり、みかんやチョコの食べ比べをして動画を撮ってみたり、していた。
皆さん、親子でのんびりと余白の時間を楽しんでいたのが感じられました。やはり余白の時間は子どもの興味が見えやすいのですね!いろいろと面白い取り組みをお聞きでき、お互いにやってみようと思えるシェアとなりました。
4章で心に響いたことは?
次に、4章「やりたい!が育ち、やり抜けるようになる「決めつけない育て方」」を読んで、心に響いたことをお聞きしました。
- 「できないところよりできるところを伝えよう」(p.154)ですね。生まれたばかりの頃はできたことを喜んでいたのに、今は○年生だからと期待してしまっている。
- 「成長期の子どもの強みを親が決めつけるのは危険な面もあります」(p.151)というのを読んで、親が見えていない強みがあるかもしれないと思った。客観的な診断でもみていきたい。
- 「へこたれない力も遊びの中で育っていく」(p.117)。子どもがラグビーをやっていて家族でサポートし応援していた。頑張って練習し上達する中で、段々と自信がついて自己肯定感が上がり、へこたれない力がついたと感じる。
- 「ゾーンに入って心を奪われた時に一番伸びる」(p.116)。いつも寒い、痛いと文句をいう息子がスケボーパークで3時間ずっと滑り続けていた。ゾーンに入れば勝手にやるんだなと実感した。
- 「子どものことを決めつけない」(p.112)。外食している時、娘がわざとおもちゃを落とした。周りの目もあるし、叱ってしまいがちな場面だが、理由を聞いたら「落としたらどうなるか知りたかった」と答えた。叱る前に聞いてよかったと思った瞬間。
- 「援助的なサポートをする共有型の子育て」(p.126)をしたいと思っていたのに、いつの間にか強制型になっていたと思う。自分がやりたいことがなく子どもに目がいっていた気がする。
皆さんの今の思いをいろいろとお聞きすることができ、それぞれに共感するところがありました。夫との関わり方やAO入試などの話も出ました。
お子さんのいいところ
最後に、4章では「いいところを見る」とお伝えしているので、お子さんのいいところをお聞きしました。
- 私はこう思う、イヤだ、というのを貫ける
- へこたれない、みんなから愛されている
- 前向きで悩まないタイプ、何でも楽しめる、怒られても平気
- 客観的にみる力、毎日楽しそう、周りを楽しませる
- 粘り強い、失敗しても立ち上がる力がある、生まれ持ったコメディセンス
- ゲームの向上心がすごい、共感力が高く寄り添ってくれる
- いつもニコニコしていて自由、褒めるのが上手、思いやりがある、人の目を気にしない
たくさんのいいところを教えていただきました。お話ししている方もお顔が明るくなり、聞いている方も温かい気持ちになりました。ぜひお子さんにもお伝えしてくださいね。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。次回はいよいよ最終回。2022年2月18日(木)の予定です。お楽しみに♪
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