子どものケンカって止めるべき? | 世界の果てまで探Q#6、配信しました

 

 マザークエスト代表中曽根陽子がClubhouseでのおしゃべりを月2回開催しています。

 

 1つは、第2火曜11:30からの「マザークエストカフェ」。中曽根陽子とマザークエストスタッフまりこが子育てあるあるなお悩みについて話します。

 もう1つは第3土曜の「世界の果てまで探Q」。メルボルン在住子育て笑顔クリエーターのRipさん、子育て真っ最中のSayaさんと中曽根陽子の3人で、自分らしく幸せに生きる力が育つ子育てや教育について探究するルームです。

 

 「世界の果てまで探Q#6」は「子どものケンカって止めるべき?」をテーマに2022年4月2日に配信しました。

 

 兄弟だったりお友達とだったり、子どもってケンカになることよくありますよね?そんな時、みなさんどう対応していますか?Sayaさんの家庭では、お手伝いをしたいお子さんがみんなの分のご飯をよそったら、他の子も自分でやりたいとなってケンカが勃発してしまったそうです。この場合は、子どもにお手伝いをしたい気持ちがあったので、お味噌汁をよそってもらったり、他のお手伝いを頼んだりしたら解決したそうですよ。ご飯をよそいたいのではなくて、「お手伝いしたい」という気持ちに気付いてあげたことで、2人ともが満足できたようです。

 

 Ripさんからは、子ども同士のケンカがあった時、親や周りの大人が未来指向な会話ができると、子どもにとって大事な学びになっていくというお話がありました。夫婦ケンカも、ケンカしても対話で解決してまた仲良くなれる、というのを見せるチャンスになりえますね。また、中曽根からは、「子どもがどうしたかったかの気持ちをいったん受け止めてあげるのも大事で、手伝いたいという気持ちに気付かせてあげて、少しずつ自分で言えるようにしてあげられるといいね」とお話ししました。前回のマザークエストカフェ#11でもアメリカのプリスクールで「イヤだと言ってもいい」「イヤな理由とOKな条件を伝える」と指導していた話が出ましたが、それとも通じますね。

 

 また、小さい子でも自分がやったことの責任を意識させることが大事ということも話題になりました。そのためには、大人が介入するよりも子どもが解決できるように促していく、自分がやったこととその結果をセットで見られるようにしていくとよいね、とも中曽根からお伝えしました。

 

 リスナーの方からは、姉妹でケンカを繰り返すけれど、両方の気持ちと理由を言葉にすることで、感情を収められるようになったお話や、小さい頃よく手が出てしまっていた時に、お子さんの気持ちを受け止めて泣かせてあげたら、相手の気持ちも考えられるようになったというお話などがありました。まずは共感で、その後に一緒にどうしたらいいかを考えられるといいのかもしれませんね。 

 

  さらに、行動理論を学ばれて子育てに生かされているお母さんから、行動理論では、問題行動は①何かが欲しい/やりたい ②何かから逃げたい ③注意を引きたい ④感覚過敏 の4つのいずれかが原因で問題が起きることがほとんどと捉えていて、どれに当たるのかを見極めながらコーチング的な関わりで問題解決を図っていくというお話がありました。

 

 また、高校の校長先生をなさっている方からは、喧嘩は負の出来事からの喪失感や防衛本能など、感情のギャップで起こるものなので、指導する大人が冷静に対応できればほとんどが解決できるというお話があり、日々自分の気持ちをニュートラルにする訓練をする方法をシェアしていただきました。

 

 今回は、身近な子どものケンカの話から、専門的な話に広がり、とても学びの多い時間になりました。

 

 Ripさん、Sayaさん、スピーカーに上がってくださった方々、聴いてくださった方々、ありがとうございました。

 

 次回マザークエストカフェ#13は、2022年5月10日(火)11:30~12:30、「祖父母からもらったプレゼントを息子がお友達と交換しちゃった!」をテーマにお話しします。
 世界の果てまで探Q#7は、2022年5月14日(土)12:30~13:30、「どうする五月病?」をテーマにお話しします。

 

 ご興味のある方は、Clubhouseで「子育て教育探Qチャンネル」を検索するか、下記リンクより、"Join"ボタンをクリックしていただくと、ルームが始まると通知が送られます。来月もお楽しみに♪

 

https://www.clubhouse.com/club/子育て教育探qチャンネル

 

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