マザークエスト代表中曽根陽子がClubhouseでのおしゃべりを月2回開催しています。
1つは、第2火曜11:30からの「マザークエストカフェ」。中曽根陽子とマザークエストスタッフまりこが子育てあるあるなお悩みについて話します。
もう1つは第3土曜の「世界の果てまで探Q」。メルボルン在住子育て笑顔クリエーターのRipさん、子育て真っ最中のSayaさんと中曽根陽子の3人で、自分らしく幸せに生きる力が育つ子育てや教育について探究するルームです。
「世界の果てまで探Q#8」は「どうする? 意味のない宿題」をテーマに2022年6月11日に配信しました
今回のテーマ、「あるある!」という方も多かったのではないでしょうか。
学校で出される宿題。親から見ても、あまり意味を感じられないものをありますよね…。子どももあまり気が進まない様子。でもやらせなくてはいけないというお悩みの声を受けて、取り上げました。
実際に子育て中の方から、宿題に関する問題のシェアから始まりました。低学年のお子さんが、これまでの復習ではなく、習ったことのない範囲の宿題が出たそうです。子どもが一人で取り組めないレベルのものが、かなりの量に出されたとのこと。
結局親が付きっきりでやってもかなりの時間がかかってしまい、大変だったとのこと。先生は予習として出したそうなのですが、指示の出し方も曖昧で、子どものレベルに合わない宿題だったということですね。
反対に、分かっている文字を繰り返し書くだけという宿題が出されて、子どもがやる気が出ないというケースもありました。
そもそも、宿題は何のために出すのか、その効果はあるのか、検証されることも少ないと思います。
そこで、Ripさんから、ジョン・ハッティの、「Visible Learning: A Synthesis of over 800 Meta-Analyses Relating to Achievement」という本を紹介していただきました。この本では、教育現場で行われていることが、本当に教育効果があるのかを効果量(d)として数値化しているそうです。
メルボルンでは、効果がないから宿題は出さないという考え方が浸透しているそうで、逆に親から宿題を出してほしいという声も上がっているとか…。
日本の先生も、科学的に効果を測りながらやってくださるといいですね。
そこから話は膨らみ…
- 一斉に同じ内容の勉強をすることの是非。
- 子どもが分からないという時は、本当はチャンスなんだけれど、✕を付けられているうちに、分からないことは恥ずかしいことが刷り込まれていくことの弊害。
- 生徒同士の学び合いの価値。
- ICTで個人に合わせた勉強が可能になった時代の教育について
など、広がりました。
さらに、何のための宿題なのか、意味を考えること。子どもたちが失敗をしながら、じゃあどうしたらいいと考えられるように、親として、分からないことがわかることの価値を伝えることが大事。「問題がおきた時がチャンス!」「伸び代あるね」と捉えられたらいいという話になりました。
でも、なかなかその瞬間にそういう切り返しの言葉が出ないというママの訴えに、「親子で、チャンスカードを作って置いておくといいね」というRIPさんのナイスな提案が!
今回は、視聴者さんからもたくさんのメッセージをいただきました。
Ripさん、Sayaさん、スピーカーに上がってくださった方々、聴いてくださった方々、ありがとうございました。
次回、世界の果てまで探Q#9は、2022年7月2日(土)12:30〜「夏休みに成長できる過ごし方のポイント」をテーマにお話しします。
マザークエストカフェ#15は、2022年7月12日(火)11:30~「教えてまさCパパ!やる気が出ない子どもにどう声かければいい?」をテーマにお話しします。
ご興味のある方は、Clubhouseで「子育て教育探Qチャンネル」を検索して、"Join"ボタンをクリックしていただくと、ルームが始まると通知が送られます。
マザークエストでは、今後も皆さんの子育てに役立つ講座を開催していきますので、ぜひメンバー登録をしてくださいね。
メンバー登録はこちらから。
コメントをお書きください